目指せ親子で京大!(まずは親の受験を振り返る)

僕は(たぶん)1992年に受験してます。工学部精密工学科です。現役合格です。

当時、大阪で1,2を争う中高一貫の進学校に通っていて、進学校なので中1の間に中1、中2の内容を全てやってしまい、あとは全部1年前倒しにして最終的に高3の1年間を全て受験勉強に充てられるという恵まれた環境でした。

ただ、中学の間はほぼ勉強なんてせず部活とゲーム漬け、高校は部活はしてないけど学校帰りにゲーセン、カラオケで、「英語以外は」高2の夏までほぼノー勉でした。

そこから、独学の旅が始まりました。

英語だけは授業、予習、定期テストをちゃんとやってたので、まずは数学。

数学

和田秀樹氏の「数学は暗記だ」という本を手に取り、これだ!と思って高2の夏休みの大半を割いてチャート式を暗記しようとしました。使ったチャート式の色までは覚えてません。

しかし、ある程度チャート式の暗記をやって、京大理系の過去問をやってみると全く手に負えないんですよ。これは参った。結局は数学だけ塾に行くことになったんですが、塾に行き始めたのはたしか高3の春からで、高2の秋、冬と数学何してたかは全く覚えてません。

他の教科でもやってたのかなぁ?

で、数学なんですが、たまたま偶然、当時東進ハイスクールの名物教師だった先生が、僕の地元(徒歩15分)のところに本拠地となる塾を構えてて、奥田猛という先生なんですが、それを学校の友達に教えてもらってそいつが通うというので僕は余計に近いし一緒に通うことに。

クラスの友達、僕含めて4人+別のクラスで家近い1人、その塾に週3通い始めました。

この先生の授業というかやり方がとても斬新で目からウロコとはこのことと思いました。

まぁ春の頭くらいは割りと簡単な話もしてくれるんですが、すぐに超絶に難しい問題を扱うことに。塾に行くと、東大、京大レベルの問題が書かれたプリントが2問程度かな?置いてあって、先生が来るまで2時間、3時間かけてみんなでウンウン考える。ときには教えあったりしながら考える。そして定時になると先生登場して、エレガントな解法を教えてくれる。もちろん別解もたくさん。とにかく、どんな難題でも立ち向かって最低でも部分点は取れるようになりました。実際、僕は入試本番で6問中、完答2、半答4でした。合わせ技で4問なので工学部ならまずまずなんじゃないでしょうか。

いっしょに受験しにいった友達のうち一人が数学オリンピックに出るようなやつで、

「数学6完簡単やったなぁ。差つかんわ」

とか言ってたのには殴ってやろうかと思いましたがww

ちなみに、この塾に来始めた上で述べた5人のうち、最後まで残ったのは僕含めて3人で、僕は京大工学部、もう一人は阪大医学部、もう一人は滋賀医大に現役合格しました。

英語

中学のときにもわりと、高校入ったらもっと真面目に学校の勉強についていってた英語(学校の先生が良かったんです)。高2夏段階でセンター160(200点満点)くらいの実力はありました。文法、穴埋め等はすっかり名前忘れてしまいましたが、学校で配られたものすごいいい市販の問題集があったんですよね。それを3回くらい繰り返させられたのでその当たりは別に独学で必要なし。京大は英文和訳が肝なので、「英文標準問題精講」を上手くコピーして、問題と和訳をセットにしたものを作って毎日通学の満員電車の中で英文を(もちろん辞書なしで)読んで、読めたら和訳見て確認ってことをやってたらグングン偏差値伸びました。

学校の英語の勉強のやり方は、基本的に僕の気に入ってた先生の授業は長文読解だったので、「長文読んで訳してこい」という予習。まずは辞書なしで読みますが、最終的には辞書(ジーニアス)を使って単語、イディオム調べます。引いた単語には辞書に赤線を引きました。最終的には、ジーニアスのどのページをめくっても必ずどこかに赤線が引いてあるレベルまでいきました。あと、自分用の単語帳のA4のノートを作って、縦に半分に線をひいて、左に英語、右に和訳。試験前にはこれを暗記しました。なので、市販の単語帳は全く使用してません。

英作文は、そこそこ練習はしましたが、そんなに言うほど時間かけませんでした。

京大英語の英作文の場合、そもそも日本語を忠実に訳せるわけがないレベルの問題がでるので、「いかに点数を引かれずに、中学英語にまで落とし込むか」がポイント。

なんか、一つ問題集というか本、覚えた記憶はあるなぁ。駿台の基本英文500だったかなぁ?あれはわりと約に立ったかも。英作文に使える表現がたくさんありましたからね。今は700とか言うのがでてるみたいです。

やっぱさぼらずにやってきただけあって、最終的に強力な武器になりました。

物理

全く勉強してなかったのでさっぱりわからなかったのですが、今でも後継が売ってる「新体系:物理」で基礎固め。そのあと、いきなり「物理難問題集」(名前正確には忘れた)で本番レベルを体感&トレーニング。

これだけで得意科目に。

化学

苦手科目。無機は、何をやったかも覚えてません。有機で点取ろうと考えて、今あるかどうか知りませんが、駿台の有機専門の問題集をやりこみました。

それで過去問やってみても、解けない有機の問題はほぼ無くなったので、本番、「物理・化学」の試験が始まった瞬間に有機から取り組んだんですが、この年たぶん異常に難しくて、構造式が決定できず、(2)にてもう詰む状態。

「やばすぎる。落ちたー!後期に望みをかけよう・・・」

と5分くらいうつ伏せになって黙祷ww

でも、

「おれができないんだからみんなもできないはず!」

と気持ちを切り替えて物理へ。

物理はこの年簡単。サクサク解けていく。計算のケアレスミスがなければ9割5分とれてた。ケアレスミスしたので7割5分だったと思うけど、当時の京大なだけに部分点くれてたかもしれない。

物理一通りといたあと、化学にもどって無機とかをわからないなりにもとりあえずガンガン埋めていく。結局、4割とれなかったと思うけど、物理がいい出来だったので相殺?

国語

当時、工学部の2次試験に国語はありませんでした。

現代文

センター過去問ちょっとやった程度。難しい問題は、「選択肢から解答を推測する方法」で。

古文

センター試験1ヶ月前まで封印。ギリギリになってようやく手をつける。あまり覚えてないが、何か1冊の参考書+センター過去問やった記憶。→本番半分しかとれなかったww

漢文

センター試験2週間前まで封印。薄っぺらい参考書1冊と、過去問。→本番7割

世界史

駿台の夏期講習「センター世界史」を、大きな流れを知る目的で取ってみたところ、冴えない講師がいきなり4択ばっかやりはじめたので2日で離脱。センター1ヶ月前まで封印。

1ヶ月前から、過去問の選択肢を一つずつ丁寧に拾っていって、あと、年号をいっぱい語呂合わせの本で覚えて一応90点目指せるところまで。

しかし本番80点。悪くはないけど。

模試と本番

学校指定のもの以外では、河合の京大オープンと駿台の京大模試しか受けてません。

高3夏前の段階で、京大オープンA判定、駿台B判定。

駿台の採点は英語が減点法というおかしなことしてくれるので参考にせず。

河合を信じました。すると、夏からセンターまでの間、モチベーションを維持するのがとても大変でした。自慢じゃあないんですが、ほんとに大変で。

このままでも受かりそうだから遊ぶか!って思っても遊ぶ勇気もないし、自分の性格から言って、浪人したら遊びそうだから絶対現役で受かりたいって思いが強かったので、A判定、8割合格を、いかに9割5分合格くらいまで近づけるかが課題となりました。

そのためには、2次の過去問をあえて時間を本番よりも短くして解くとか、どっかで大失敗しても他でカバーできるように全体的に学力をあげていくとか、そういう地味な作業が続きました。苦痛。

河合の京大オープンは年間計3回くらいあったと思いますが、ずっとA。

駿台もたまにはA貰えたっけな?

本番では古文で軽くやらかして、化学で大きくやらかしましたが、結果を聞くと合格最低点を30点以上上回っていたそうで。

まとめ

京大受験に特化した勉強をしたのが結果的によかったのかなと。

やったことに無駄はほとんどなかったと自分では思ってます。

ああ、ちょっと思うのは、「付け焼刃はやはり所詮付け焼刃だな」ということ。

センターとはいえ、世界史1ヶ月では90点取れませんでしたし、古文も半分しか取れませんでした。

今、うちの子供が滋賀県で一番の進学校、膳所高校の高3です。

高2の夏から東進ハイスクールに通っています。

東進+スタディサプリ+独学の合わせ技で、京大経済学部を狙っています。

僕の頃とは違う点も多々ありますが、本質はいっしょじゃないかなぁとか思いながらいっしょに英語の過去問読んだりしてます。

20年以上ぶりに読んだ京大英語むずっ!ww

構文とかより前に、文章の意味がわからないww

よく昔解けたなw

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

またしばらくしたら、息子の勉強方法なんかにも触れてみたいと思います。

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